Nothing’s Carved In Stone/生形真一氏 - Flashback X4 & Alter Ego X4導入ストーリー
●生形真一:プロフィール
1998年、ELLEGARDENのギタリストとして活動をスタート。2008年、ELLEGARDENの活動休止をきっかけに、村松拓(Vo)、日向秀和(Ba)、大喜多崇規(Dr)とNothing’ s Carved In Stoneを結成。今までに5枚のシングル、6枚のフルアルバムを発表。自身のバンドの他に、吉井和哉のツアーサポートや、椎名林檎等のレコーディングにも参加している。

Nothing’s Carved In Stone - オフィシャル・ウェブサイト

2014年8月某日、ニューアルバム『Strangers In Heaven』を完成させ、全国ツアーの準備中のNothing’s Carved In Stoneのギタリスト、生形真一氏より、Flashback X4Alter Ego X4のデモ依頼が舞い込んできた。

長きに渡り他社のディレイを愛用していた生形氏からの突然の要請に、喜び勇んで六本木のスタジオへ赴いた。ツアー前の貴重な準備時間の合間に色々とお話を伺うことができたので、ここに紹介する。

●「今までとは全然違う。まったく問題ない」
メンバーがスタジオ入りする30分ほど前に、セッティングの終わったご自身のエフェクトボード、Free the Tone社製ARC-3ループスイッチャーのループにFlashback X4を接続、クリーン/歪み両方で試せる状態にてチェック開始。

愛器Gibson ES-355からMarshall 1959 Handwired、その他の歪みペダルとの組み合わせで、ウォームでありながら「抜け」を確保した独特の太いトーンが飛び出す。ARC-3のスイッチを踏み、Flashback X4のディレイ・タイプを切り替えてサウンドをチェックする生形氏。

「うわ、綺麗なディレイだな。今までとは全然違う。まったく問題ない」

電源アダプター、配線など細かなポイントをギターテックと確認し、次にセットリストにある楽曲で使用する付点8分ディレイを試したい、と言うことになった。Flashback X4のトグルスイッチでサブディヴィジョン(符割)を変更。

「なるほど。このスイッチで切り替えられるんですね。そしてこれがTAPスイッチですね?」

使い方をすぐに把握し、TAPを刻み「Out of Control」のフレーズを弾き始めた。

「まったく問題ないです。すごくいいです」

まずはFlashback X4にOKをいただけた。

「これも気になってたんですよ。ヴィンテージのエコーが色々入ってるんですよね」

Alter Ego X4にスイッチ。こちらも色々なディレイ・タイプを一通り試し、

「これもすごく気持ちいいですね。悩みます・・・」

とのことだったので、それぞれ1台ずつお預けし、バンドアンサンブルの中で試していただき、改めてご連絡いただくことになった。

後日、「是非1台ずつ導入したい」とのご連絡をいただけた。



▲生形氏のエフェクトボード(2014年9月29日現在)▲


生形真一氏 - インタビュー
●まずはギターを始めたきっかけを教えてください。
生形(以下敬称略):それまでも音楽は聴いていましたが、本格的にギターを弾きだしたのは13歳くらいからだったかと思います。当時はバンドブームで、どんどん色んなバンドの音楽が耳に入ってきて、とにかく何でも良く聴いていたように思います。高校あたりからはアメリカ、UK問わず洋楽も好んで聴いていました。そういう音楽ばっかり聴いていたので、ギターが弾きたい、という欲求はわりと自然に出てきた感じです。

●ディレイを使い始めたのはどんなきっかけがあったのでしょうか?
生形:ディレイの使い方などは当時はまっていたUKロックから得たことの方が多いかも知れません。U2も好きでしたし。僕が聴いていた音楽ではアメリカのバンドよりもイギリスのバンドの方が空間的、というかディレイが多用されていたので、その影響で使うようになりました。ただ、ディレイは使っていけばいくほど奥が深くて、未だに試行錯誤してますね。

●今回TCのディレイを導入していただいたのはどういった点が気に入ったからなのでしょうか?
生形:以前使っていたディレイはペダルタイプなのにプリセットができる、というのが最大の魅力で、それは良かったのですが、長いこと使っていたので、故障が多くなってしまったんです。

それで前回のツアーの時に、他でお世話になっている人に相談して、TC ElectronicのNova Delayを試させてもらったんです。プリセットできるのはいいのですが、ペダル自体のスイッチがプリセットのアップ/ダウンで、直接プリセットにアクセスするためにはMIDIで制御しなくてはならなくて、システムが複雑になってしまうので、断念したんです。

今回のFlashback X4Alter Ego X4はプリセットが3パターン直接アクセスできるのと、タップボタンが独立してあるので、使い勝手的にまったく違和感がないと感じました。

音質に関しても、初めて試させていただいた時に、出した最初の音でOKだと思いました。全然問題ない、というか「うわー、綺麗な音だなー」というのが最初の印象です。

今回はお勧めもあってAlter Ego X4Flashback X4を1台ずつ導入させてもらったのですが、Alter Ego X4のヴィンテージ・ディレイのシミュレーションもすごく気に入っています。

ツアーではソロにかけるメインのディレイにAlter Ego X4の「DMM」というモードを使って作ったプリセットを使っています。

●TonePrint機能についてはいかがでしたか?
生形:かなり深いところまでいじれるのでびっくりしました。ラックがペダルになっているような感じですね。それでいて表面上はシンプルなペダルになっていて、すごいテクノロジーだと思いました。これでこのTonePrintができたらスマートフォンで入れることができるんですよね?本当にすごいですよね。


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