aNorm - 音声シグナルの整合性を最大限保持するノーマライズ・アプローチ
aNormは「ダイナミックス・プロセッシング」ではなく「ノーマライズ・プロセッシング」により音声ラウドネスをターゲット値に近づけるDB6用オプション・アルゴリズムです。ノーマライズの前後におけるプログラム・ラウドネスの変化を一目で確認できる「Butterfly Meter(バタフライ・メーター)」が標準付属されます。

音声シグナルの整合性を最大限保持する
ノーマライズ・アプローチ


要となる2つのメインパラメーター

次世代メータリング:Butterfly Meter


aNormは音声を構成するダイナミックス分布には極力変化を与えず、音声シグナルをノーマライズすることによってラウドネス、及びLRAのターゲット値に近づけようとするコンセプトの元に開発されており、ノーマライズだけで理想のターゲット値が得られない場合にのみ、ダイナミックス・プロセッシングを施すアルリズムです。過剰なダイナミックス処理を行わないことにより、音声シグナルの整合性を最大限保持しながら、最新の国際放送規格に準拠したクリアな音声を提供します。
aNormは「ターゲット・ラウドネス」と「ターゲット・ラウドネスレンジ」の2パラメーターを軸に、理想的な音声を得るためのプロセッシングを行います。また出力段の前で業界でトップクラスの高精度リミッターを適用し、納品プラットフォームに最適なリニア・デリバリーを実現します。
aNormには独自の「Butterfly Meter(バタフライ・メーター)」が付属されます。時間推移に伴うプログラム全体のラウドネス値の変化が確認できるLM6ラウドネス・レーダーメーターとは異なり、バタフライ・メーターはノーマライズ処理の前後におけるプログラム・ラウドネスの変化が一目で分かるのを特徴とします。
Butterfly Meter詳細


Butterfly Meter
Butterfly Meter(バタフライ・メーター)は「aNorm」オプション・ライセンスに付属されるラウドネス・メーターです。一目でノーマライズ・プロセッシングの前後のラウドネス値が把握できるインターフェイスを特徴とします。



●Butterfly Meter vs Radar Meter - 機能比較表
名称 Butterfly Meter Radar Meter
インターフェイス
用途 プロセッシング前後の
ラウドネス値比較
時間の経過に伴う
ラウドネス値推移の把握
グラフィック ブルー/グリーン/オレンジによるラウドネス・ヒストグラム表示
表示項目 デュアル・スライディング・
ラウドネス・ヒストグラム
(30秒〜2時間)

デュアル・プログラム・
ラウドネス・インジケーター(I)

デュアル・ショートターム・
ラウドネス・メーター(S)

デュアル・ラウドネスレンジ・
ブラケット(LRA)
プログラム・ラウドネス値(I)

ショートターム・ラウドネス・
レーダー(S)

モメンタリー・ラウドネス
環状メーター(M)

ラウドネスレンジ値(LRA)

トゥルーピーク・インジケーター

その他設定による
スケール Absolute(LUFS/LKFS)もしくはRelative(LU)ラウドネスレベル・スケール
ラウドネス適合規格 ITU BS.1770-3、ATSC A/85、EBU R128、ARIB TR-B32、OP-59等、主な放送規格に適合



aNorm - デモンストレーション・ビデオ

aNormがコンテンツ、タスク、納品プラットフォームの種類によってどのようなプロセッシングを行うのか、デモンストレーション・ビデオで紹介します。バタフライ・メーターの左側にはラウドネス・プロセッシングを行う前段階、右側はラウドネス・プロセッシング後のプログラム・ラウドネス分布を示します。

両サイドに表示されている青い三角形アイコンは、プロセッシング前後のプログラム・ラウドネス値を示しています。ここでご注意いただきたいのは、ほとんどの放送規格が+/- 1 LUのラウドネス誤差を許容しているということです。aNormは音声ダイナミックス・バランスを保持しながら、最終的にターゲット・ラウドネス値が得られるように開発されており、常にターゲット・ラウドネス値を維持することを最重要課題としているわけではありません。

各ビデオの最後にラウドネス・レーダーメーターを表示します。aNormがターゲット値に到達するよう適切な処理を行っていることをレーダーメーターでご確認ください。著作権法を遵守し、各デモで使用しているコンテンツはすべて40秒以内に収めています。


●ノーマライズ処理済みの音楽素材
aNormが不要なダイナミックス・プロセシングを行わない例として、既にノーマライズされている音源ソース(Dire Straits『Brothers in Arms』)に対する動作を見てみましょう。ターゲット・ラウドネスレンジは「14 LU」に設定されております。14 LUよりも低いターゲット・ラウドネスレンジが設定されていた場合は、aNormはダイナミックス・プロセッシングを開始していることでしょう。まず最初にAメロが20秒間再生され、その次にギターが10秒間、そして曲のアウトロが10秒間続きます。

最後にレーダーメーターにて実際のプログラム・ラウドネス値を確認し、バタフライ・メーターのプロセッシングによりターゲット通りのプログラム・ラウドネス値(右側の青い三角アイコン)が得られていることをお確かめください。

aNorm - クイックガイド(PDF/500 KB)



●ノーマライズ未処理のスピーチ素材(高速プロセッシング)
この例では、ノーマライズ未処理のスピーチ素材に対してaNormが高速ノーマライズをかけていく動作を見てみます。素材には1944年6月6日、D-Dayにおけるラジオ放送音声を使用します。放送番組の最初の20秒間と最後の20秒間が再生されます。

素材が既に狭いラウドネスレンジのため、aNormはコンプレッション処理は行いません。

最後にレーダーメーターにて実際のプログラム・ラウドネス値を確認し、バタフライ・メーターのプロセッシングによりターゲット通りのプログラム・ラウドネス値(右側の青い三角アイコン)が得られていることをお確かめください。

aNorm - クイックガイド(PDF/500 KB)



●ノーマライズ未処理のドラマ素材
この例では、ノーマライズ未処理のドラマ素材に対するaNormの動作を見てみます。素材にはTVドラマ『Game of Thrones』の「Wedding」エピソードをを使用します。オリジナル・プログラムは「19.5 LU」という広いラウドネスレンジを有しており、これをaNormによって「10 LU」のターゲット値に近づけるようにします。まず最初に音楽/アンビエンスが20秒間再生され、その次にスピーチが10秒間、そして格闘シーンが10秒間続きます。

最後にレーダーメーターにて実際のプログラム・ラウドネス値を確認し、バタフライ・メーターのプロセッシングによりターゲット通りのプログラム・ラウドネス値(右側の青い三角アイコン)が得られていることをお確かめください。

aNorm - クイックガイド(PDF/500 KB)



●モバイル・プラットフォーム向けノーマライズ
この例では、BBC Radio 4のラジオ番組素材を用い、aNormのリアルタイム・プロセッシング性能を見てみます。素材はモバイル・プラットフォーム/ポッドキャスト・プラットフォームの両プラットフォーム向けに、同時にフォーマット・コンバージョンをターゲット・ラウドネス「-16 LUFS」で行います。狭いヘッドルーム・プラットフォーム向けにコンバートする際に重要となるリミッターのナチュラルな効果をご確認ください。まず最初に男性のスピーチが20秒間再生され、その次に男性のスピーチが20秒間続きます。

最後にレーダーメーターにて実際のプログラム・ラウドネス値を確認し、バタフライ・メーターのプロセッシングによりターゲット通りのプログラム・ラウドネス値(右側の青い三角アイコン)が得られていることをお確かめください。

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製品画像

aNorm - クイックガイド
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